全日フリーのソウル歩き回り。昨晩、食事のときに教えてもらった龍山駅近くにあるというスパを朝攻めする。オンドル式で温かい階を裸足で歩き回る。渡されたシャツとトレパンで良いというのが楽しい。サウナや仮眠室では人がごろごろ死んだように転がっている。ソウル市民の激しい生活の分だけ、激しい休息が行われている。キムチとオンドルで彼らの体力は養われているのだろう。僕はピラミッド内でウトウトした。
Gorg と合流し、忠武路 という小さな印刷屋がひしめきあっている通りを歩く。そのまま、北上してかつての秋葉原のような電子街を抜ける。ここにナムジュン・パイクもパーツを買いに来ただろうねと話す。
お年寄りだらけの公園を過ぎると、宗廟(チョンミョ)という朝鮮王朝の王様達の霊を守っている建物群が出てきた。入場料1000ウォン。韓国の中学校、修学旅行生らに紛れて見学。みんな髪型が決められているのか、女の子はパッツンのワンレンである。眼鏡も流行か、みんな四角い。太った子をほとんど見ない。食べるものにはあぶれているけれど、韓国料理はヘルシーなのだ。
Gumhee と合流し、北漢山を登る。夕刻からなので、途中まで。暗くなってきたところで引き返す。下山して ソジュを飲みに行こうと、バスで Gumhee の大学近くの繁華街へ行く。ソウルの北東から南西に突っ切ったことになる。バスはジェットコースターのように激しく揺れて恐ろしい。チェーン店ばかりになってしまったという通りを回って、内蔵系専門の鍋屋に入る。小さい構えで混雑しているのが良い。食道を煮た鍋とソジュで乾杯。この食道が最高に美味い。臭みとコクが深い。そこにスッと切れるソジュが爽やかに合う。マジでマシッソヨ!
アイスクリームを買い食いしながら大学のスタジアム席に座る。酔いも回ってきたところで帰ろうということに。明日は Geumhee が来れないから、プリクラを撮る。機械は日本のを完全ハングル翻訳してあった。モデルさんも韓国の女の子になっている。さすがだ。撮影後、店員のおばさんが切ってくれる。シートでコーティングを施してから、裁断機でザックザック。凄いや。慣れた手つきで四分割してくれた。