月曜日, 5月 18, 2009

13 Most Beautiful

所在無さげな顔をして座っているパソコンの前。去年と同じく先生は探る。土はまた上からかけられたように見えるが、掘り返されたぶん、実は柔らかいのではないかと思う。

「13 Most Beautiful」(1964-66撮影)は、アンディ・ウォーホールによるカメラテストのような映像作品だった。この頃 発売された DVD にはヴェルヴェット・アンダーグラウンド調のBGM が付け加えられていて、その面白さを薄めている印象だ。
ただ こちらを見ているだけの顔、誰か、カメラの向こうの誰かに向かっている。
例えば誰かにカメラを向けるだけでこれだけの存在感を皆が示せるだろうか。

YouTube にて模倣映像をいくつか見るが、全くどれも グッとこない。
おそらくは構図が引き過ぎなのと、デジタル画質及び 個々の間の悪さだ。
自分はこれをしてカメラの前にいるだけという気持ちが足りない。
Beautiful は両者による。
所在無さげで貫けば鮮やかであろう。

http://www.youtube.com/watch?v=EzOtZg_Zrow