水曜日, 7月 14, 2010

奴の名は仁だった

「狂い咲きサンダーロード」(監督, 石井聰亙/山田辰夫、小林稔侍/1980)を鑑賞!
音楽と美術を泉谷しげる、そして PANTA&HAL、THE MODS で勢い良く、パンクロックに暴走族、抗争、堕落、女、薬に喧嘩、そして右翼とクレイジー、狂気、狂気。狂気の先のバイク。
動物でありながら誇りを持ち、それは「狂い咲き」というに相応しい。

映画の途中までは、喧嘩というのは加減をどこかに抱えてて、吹っ切れるのが危ないだけとかいう安心感がどこかにあったけれど、右翼が見え隠れしてきたあたりから 常に吹っ切れてしまっているんだと怖くなってきた。そこからはもう戻れない。戻らずに納得が行くまで徹底的にやった奴の物語なんだこれは。
見た後に石井聰亙の日大芸術学部卒業制作ということを知り、徹底的にやったのは監督なんだなと震えた。

http://www.youtube.com/watch?v=MXt2tEmRdH4&feature=related