月曜日, 7月 19, 2010

木炭は背すじ

十年ぶりくらいに木炭デッサンをした。
絵を描くことはあっても、木炭デッサンをしようとはなかなかしない。非常に勉学的な道具、媒体だと感じる。背すじを伸ばすにはいい。
いまは、これで何かをするというには思いつかないけれども。

鉛筆の一般性とはまた別に、原始的な筆記物だと捉えることもできるのかもしれない。
石や砂を押しつけるように、木を蒸し焼きにして押しつけているのだから。
などと考えてもいまは画材屋で数百円払って手に入れる存在。美大受験や石膏デッサン、キャンバスへの下絵などで用いられる道具という存在がリアルな感覚だ。
そして十年ぶりに握ったというのが本当のところ。
それだけで何かができるんだろう。