「怒り」を伝えるのは難しい。
「批判」とも違う。批判は冷静にもできる。怒っていなくても批判はできる。
「怒り」そのものは正当性を目指さない。
ただ、コミュニケーションの重要な要素だ。
私はあなたに怒っているのだと。
「冷静に怒る」っていうことができるか。
それこそ原発問題への政府の対応はどうだ。批判し出せばきりがない。怒りが止まらない人は多いはず。日本では、テロや暴動は起こらないものだと思い込まれてる。だからこそうまくガス抜きが機能しているのか。怒り狂って暴れたところで、放射能が無くなるわけでもないことを分かってしまっている。
冷静に怒り、批判するなんてこれまたお行儀の良い姿勢が要るのか。
いや、怒っていいのだ。
冷静かどうか分からない。傷つけたら謝るしかない。傷つけたくないものを避けて、許せないものに怒りをぶつけることは必要だ。
怒りが相手と自分にどう受け止められて、どう働くか。
そこに懸かっている。