火曜日, 10月 02, 2007

新しい詩

新しい詩を書こうとしている。
逆立ちしたら、きっと書けるのに、逆立ちができない。逆立ちをしようとして、もがいていると何かを書くだろう。床の上に、紙と鉛筆を置こう。
使い古された言葉で、新しい詩を書きたい。
地下鉄のホームで別れる。これからの企みには新しい詩が要る。企みから、新しい詩を読もう。
いまの私には焦がれているものがあって、それは温かく広がりを持った透明の風船みたいで、具体的な言葉を欲しているのだ。
飲み会の最中から、それを思っていた。
コンビニで無口だった店員が、やたらフレンドリーに話しかけてきたり、事務的な会話しかしない男が急に冗談を言ったりなど、何かが温かく透明の広がりで溶け出して、暗い夜の淵をかいくぐって。