火曜日, 10月 16, 2007

理解の台頭、頭から直で射出する記号

名大で津田さんとお会いした。
「歴史画のための調書」展の会場、プロジェクトギャラリー clas で。
歴史画とは、そこにあった力の姿を描いている。
古典的な西洋絵画には、力の行使が凄惨に巻き起こっているが、現代のそれは、不気味に静かで何も散らかってはいない。誰にも知られないかたちで、力は行使 され、空気は変わる。現代に吹く風は、野山からの無色透明ではない。すぐそこに建ち上げられたビルの看板から、風は薄く染め上げられている。僕らは駐車場 でそれを全身に浴びる。手のひらで灯る画面から、言葉の音を全身に浴びる。そこにあった力を忘れながら。

電車からエレベーター、バスと乗り継いで、名造大へ行く。
沖さん、亘さんとお会いし、html から AIFF まで。
「Valve/Membrance」の演奏の映像を見せてもらう。
響き方が一定に続いていくのが格好いい。
名古屋発祥の台湾ラーメンを食べて、水餃子がいちばん美味しかった。

部屋では、猫の鬱がまるくなって寝ていた。
彼女の仕事ぶりを背に、僕は Mac をポーンと入れた。

http://www.vision.ss.is.nagoya-u.ac.jp/clas/programs/72.php

http://dazro.cocolog-nifty.com/oob/2007/10/post_9674.html