水曜日, 10月 17, 2007

路地裏のカラス

エレベーターのなかで一人になったとき、大声で「パオ!」と吐いた。夢工場ドキドキパニックのキャサリンのように。「パオ!」と。
扉が開いて、背広のおじさんらが入ってくる。僕は入れ違いに降りて、さっきの「パオ!」がいま響いてやしないかと思った。おじさんらは次の階にスライドして行く。

坂道を上り、僕はヘッドホンを両耳にかけて取り付ける。

「路地裏のカラス」(作詞作曲, いとうゆうこ/1998)。

・・・
結局、自分を守ることばかりしていたような気がする
永遠という言葉と、愛してるという言葉の裏で

路地裏で死んでいたカラスは
次の日にはどこにもいなかった
死んでしまえば 私も
何日か経てばこの姿はどこにもない
まだまだ生きられると思うから、
いっぱいいろんなものを望んでしまうのだろう
それが誰かを深く、深く、傷つけてしまう望みなら どうすればいい?

情けなさも弱さも、ぜんぶ
受け止めてあなたといきたい
過去も今も全て乗り越えて、あの雲の向こうに

もっと、あなたのために私はやさしくなりたい
もっと、あなたのために私はかわいくなりたい
もっと、あなたのために私はばかになりたい
もっと、自分のために私は強くなりたい

情けなさも弱さも、ぜんぶ
受け止めてあなたといきたい
過去も今も全て乗り越えて、あの雲の向こうに

ラーラーラー、ラーララーラーラーラー