土曜日, 10月 27, 2007

rooms

柱に沿って、雨が降っている。
朝は傘ひとつを開いて、私が立っている。
柱のなかで、ずぶ濡れになっている。
君の鞄を取り、扉を開ける。
その勇気はある。
ささやく勇気もある。
この部屋を出るときに、この町を一望し、そこからも出て行くためには
空に迎えられた身を柱に見立て、撫で上げるように落ちるのだ。
僕らは許しあうことよりも、
呼びあうことに焦がれている。

「rooms」で立っていた。

http://2007rooms.blogspot.com/