水曜日, 1月 02, 2008

マフラーに焦がれる神様

家族が笑うのはマフラー。
手で結び、編まれたマフラー。
おせちの食べ歩きをしているみたいだ。
バス停をチェックをしては、いろんな眠気を口ずさむ。
猫は刺身の匂いに気付く。
マフラーにそばえて、すぐ横になる。
誰も正しいことを押しつけることはできない。実は神様がいちばん寂しがりやなのだ。
深夜映画では、語ることをやめないぞという気概が語られていた。
僕らはぼーっと見ながら梅酒を飲んでいた。
トイレでは常に一人だと主張していた友人はどこで正月を過ごしているのだろう。
猫の鬱は布団に潜り込んでいるかしら。
騙した者への報いについて、映画は続けた。