木曜日, 6月 04, 2009

朝の前、前の夜

朝、静かになっていて
いなくなったのを思って悲しい
部屋を見るとまだ君が居るようだ
ソファーを陣取って寝ているのが見える
山桃の木が裏庭に生えていた
猫が何度も頭の痒いところを擦り付けていた木だ
ソファーに腰掛けて
ゆっくりとお茶を飲む
それだけで今日はもういい
君との時間のために一日がある
リモコンでテレビをつける
たくさんの人が頑張ろうと笑っていた
笑い声にそんな解釈を付けてみる
何度か心をほぐそうと
君についてを話してみる
君はいま流れる涙を見ていない
山桃の木には夏に実を付けるだろうか

夜、静かになって
元気な気持ちをひとつずつ折り畳んでいた
君はいままで会った顔ぶれを思い出していた
大きな耳で僕たちに手を振っていた
川まで散歩しようと二人で話す
ソファーに座って飲んだお茶が
冷える道でも体を温めてくれる
君は足下を追いかけてきて
いっしょに走って
ちょっと水を飲みにいっている
ほっかむりを付けてあげたい
僕らもこれからの陽射しに備えて
マスクとかいろいろ付ける
君のことを話しながら
毎日お茶を飲むだろう

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