日曜日, 6月 28, 2009

互いに聴こえる喜び

真昼の芝生に、玉はふたつに分かれて寝そべっていた。
アコーディオンと詩はとても明るいのと、とても暗いのとがくっついて聴こえた。
ようやく見つけたカウンターバーの中は自己を律する音楽が流れている。
酔いながら聴き惚れて、離れた家族や、邪魔をする者たちのことを話す。
邪魔だと見合っている私たちは、何がいけなかったのか。
寝ずの声で、私たちに話してくれた 東郷 健さん。
それから夜の美術館で歌った川上未映子さんは、互いに聴こえる喜びを振りまくしぐさだった。アンコールの拍手に僕はに吹き出してしまった。ふいをつかれた思わずだったから。僕ももっと限界まで聴きたいと思っていた。天の邪鬼は「ふい」に弱い。無邪気さに屈して惚れてしまったらいい。
席に着いてから、電気を明るくして、魚介類を頼む。
僕はレンコンが美味しいと連呼し、ⒶとFじゃない、二人で一人の藤子不二雄に熱くなった。
ブルーマヨネーズはどこにふりかけるのか。
下書きの右に灯る1の表示のために、音が鳴っている。
この音を解析しようと、僕はまだ躍起になっている。

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