水曜日, 6月 10, 2009

大雨から四畳半へ、フライトに握られて、濡れなくても

遠い国から来た君は、彼女と亡命できることを信じている。
それは四畳半からの亡命だと、明らかになったとき、雨は台風みたいに僕と君の道を遮る。サッカーグラウンドに降っていなくて良かった。僕と彼女と君と彼女とでボールを追っかけた。目も耳も聞こえない指の言葉を追いかけた。
さよならの後も ずっと追いかけていたみたい。国がしでかした たくさんの偽善を追いかけている。僕らは後悔したくない。僕らの四畳半を命の喜びに懸けたいだけなんだ。