木曜日, 8月 05, 2010

生の強さ

みんなが作る詩に向き合うとき、僕が言えることは僕の詩性に基づいてでしかなく、決めるのは自分自身で、詩性は強要できない。僕からの提案は誘導しているだろうし、好みを反映しているが、この問いかけを足がかりに自由になってくれるのが一番いい。この、僕との対話であるとき、彼、彼女は受け入れたり、戸惑ったりすると同時に、僕も同じく戸惑う。これは詩だねと喜び合う為にはどちらも引き受け合う必要がある。驚くべき詩性がうごめいている。渦のようなもの。これは詩だと僕らは引き受けた。改行の存在、常に完成しているという制作への姿勢、言葉遣い、イントネーション、発音、言葉を制御しないこと、意味に縛られない、生の強さ。