金曜日, 8月 27, 2010

雷が鳴る前に

雨乞いの如く「雷が鳴る前に」(詞, 曲, 槇原敬之/1992)を聴く。ここで歌われている風景が、いまの町ではないのだろうと思い知らされる。携帯電話時代前夜のリアリティを引っさげているのが素晴らしい。風景を切り口に気持ちが現れ、いまでは感じられないかもしれない静かな寄り方がここにはある。
君の電話番号を そらで言えるかななんて 喜びはもう起こりにくいよ。メモリへの焦りが勝ってしまう。

2006年に矢野顕子がホテルコンサートで歌ったカバー。

http://www.youtube.com/watch?v=88SeVzXp5Q0&feature=related