あいちトリエンナーレの為の作品制作で、蔡国強が 名古屋芸大 の体育館にて作品制作を行った。
パフォーマンスではなく作品制作なのだろうが、花火を付けるということで嫌が応にもパフォーマンス性が高まる。時間をかけて持って来た緊張感が着火の一点へ集中していくこと自体が魅力なのだろう。
大学院生らが制作ボランティアになっていた。
作家の指示を受けて、紙を運んだり、火を消したりと動き回る姿を観客席から見ていると、緑色の揃いのTシャツも手伝ってか、サッカーのようだ。
泳ぐ女性とアロワナの影をドローイングし、そこから花火の煙を付着させる絵に持って来たというのはイメージの移動があっていいなと思う。花火で絵が描けることは世界の希望に繋がるという飛躍をこなしてみせる アーティストの仕事を見た。
観客席では体育館の主が 次なる移動をいまかいまかと騒いでいたが。仕事の取り合いになりそうで、あからさまで壮絶に面倒な展開もありえて大変だ。大人ってのは我慢する存在なのではないということを同時に教えてもくれるが。
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