土曜日, 8月 07, 2010

鬱の旅

今回の三重県立美術館でのワークショップに際し、猫の鬱を三重の実家へ移動させるという大冒険を行った。
数年前に一度 連れて来たときは、家にいる猫のモクに追いかけ回され、おしっこを漏らしながらカーテンを駆け上った。いまはモクは亡くなっていないけど、犬が四匹(サラ、ベルナ、ブレネリ、グラッド)と猫のラムというのが居る。こんな動物王国では猫の鬱は生きていけない。彼女はずっと家の中で暮らしてきた箱入り娘なのである。人間と同じで、そんな娘に社会性は育ちにくい。大きくなって最近ようやく他の人にも威嚇しないようになった。ただ、猫や犬となると難しい。

祖母が介護施設に移ったので、離れの部屋が空いていた。そこを鬱の部屋にしてもらう。クーラーもあるし、網戸にすれば風通しもいい。愛知の自室よりも快適だ。
所用で土日は単身 愛知に戻る自分。
鬱は一匹を満喫というわけでもないけど、寂しいだけじゃなくて別の世界に触れて少したくましくなるんだ。いきなり犬と猫に見つかったら発狂するから、会うとしたら少しずつだが。それは永住するときでいいなあ。