火曜日, 8月 31, 2010

Activity from Activities

早く起きてバスで金沢へ移動。一年前は毎週、夏はずっといた。徘徊は延々と。
金沢21世紀美術館を回って鑑賞。展覧会だけではなく 今日のみの先行上映である 荒川修作の作品を取り扱ったドキュメント映画「死なない子供」(監督, 山岡信貴/2010)を鑑賞。ホームビデオのようなプライベート感を持ちながら的確な編集が施されている印象。しかしナレーションに浅野忠信を達者に当てているところだけしっくりはこない。監督自らの声で語るという方法を自分は信じる。荒川修作の仕事をもっと見たい。そう思わせた時点で成功はしている。
巧みさを見せつける様々な作品群にも、実直な声が介在している。八谷和彦の Open Sky Project は爽やかな印象しか持っていなかったが、プロジェクト展示を見ていると アーティストいち個人が空を飛ぼうとすることの大仕事っぷりの額に汗をかく日々が伝わってきて勇気が湧いた。何もしなければ飛ぶことはできない。ほとんどの日は土の上で働いている。
恒久展示のオラファー・エリアソン「カラー・アクティヴィティ・ハウス」を体験することができた。地元の中高生らが自転車で間をすり抜けて行く。危ない気もしたが、彼らは色と戯れているとも思える。

相変わらずの駆け足の日帰りだ。バスの時間までに 詫間さんとゆっこさんとえりっちょとみんなで合う。スターバックスですれ違い通信。互いの宿屋に潜り込む。そのままバスのなかで堕ちた天使を更正させる。それは同時にまた宿を離れることになるのだ。

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