火曜日, 8月 07, 2007

独り夕暮れ族

今年の八月は実に八月らしい気がする。ここのところ毎日、かんかん照りだ。
辿り着いた先の、駅前のブックオフはショボかった。帰りにはカレーを食べ、放心状態で、窓から空を眺めていた。
そしてまた単線を乗り継ぎに、屋外へ出た。

「夕暮まで」(著,吉行淳之介/1978)を読み終え、その綿密でねっとりとした場面の連続に酔う。
自らの口の中で、
「厄介なことになったな」と
「厭ねぇ」
を繰り返し呟く。