土曜日, 11月 04, 2006

おやすみロック

「完全消化できなくていいんよ。次ができなくなる」
中山氏が別れ際にプレゼントしてくれた。

抱きしめてほしいって、ムラムラしている少女の立場。
抱きしめてくれって、くだをまく男は罵倒される優しさ。
抱きしめたあとの、あの娘は綾波レイが好き。
抱きしめてもらったねと、彼女の目はハートマーク。
抱きしめてがんばってと、恋人たちの cry cry cry。love のなかで眠って。涙にくれてるあの娘に DJ 伝えて、今夜は奴のデビューコンサート。
抱きしめさせて抱きしめて、ガキはエロスにまみれてゲップもん。
抱きしめてもらうからにはと、事務は若いうちを認めない。
抱きしめて、トゥクトゥクに乗ってやってきた。
抱きしめてる、花があるね。何しても。
抱きしめるために、一気なんて時代遅れだから、繰り返すネタは鮮度を失うよ、オヤジは清算したがる。己の時代を、生きた証を。自分たちが大人になれることをやっと知った。
抱きしめる、ほぐすことは、ほぐされること。
抱きしめる、Money is nothing. と目を見て言ってくれた。
抱きしめて、I'll go to Thailand. 僕は言った。
抱きしめる、やっぱりガムテープがあればなんでもできるんですね。
抱きしめる、朝までバンコクで眠る。生きるよって話した。
抱きしめる、四角い窓の外に、ようやく冬が。

朝がやってきて、赤いマフラーを君は折り畳んだ。昼はガラガラ声で奉仕のように おでんを盛ってあげて。夜は生ベジータが掛けられた座敷で、ここは穴場だねと天ぷらを食べた。
プレゼントは続く。
手を振って、送ってもらって、また手を振って。今度ある展覧会の話をして。
優しいロック?
気分はロックしたりずなんつって、野郎だけにメールと電話代を払ってもいいなと思い、気持ち悪い村上隆の顔した本を選んでみる。俺だけの為に。共感していた峯田の日記本のほうは、音楽聴いてからでもいいなと思っていたら、ひげさん改め坊さんがちょうど入っていたよ。本屋の前で、また少し飲んでもいいかなと思っていたけど、発泡酒売り場の前でゲンナリして、コエンザイムアイスとやらを人数分買った。全部で 150円。さすがはトップ1。

奈良美智の灰皿を囲んで、銀杏BOYZ をCDウォークマンから外部スピーカーでかけながら、今夜は一滴も飲まずシラフで、プレゼントの話をしたのだ。
このアルバムは一曲目から「セックス」と歌っているのがいい。

贈る件名はおやすみロック。
トップ1は真心かかってたよ。声が優しいね。

タイのネックジッパーがラクでいい。