キャバクラ嬢がコンビニ前でたむろしている朝、僕らは搬出のバイトの為にお茶を買った。雑居ビルには何でも入っていて気持ち悪い。ここには都合が堆積している。
欲望で作られた都合である。都合で欲望は作れない。この部屋の欲望はアートとデザイン。ここいらではマイノリティだけど、欲望には変わりない。
段ボールを壁から海へ、そして母校の火の中へ。いつしか汗だく。
忍法を宣言するのは馬鹿だった。そんな忍者はすぐにやられる。
悪口は自分に言っていることの裏返し、根拠の無い自信をもっと語ろう。不安はデフォルト。即で筋が通り、有り難し、名鉄内で一眠り、直で絵画教室へ。
蜜柑を握る図で一枚、皮を剥いて一枚、そんで食べるという欲望を満たす教室。
終わってから、写実的に子どもが絵を描けない場合どうするんだい?と向かいのカナダ人に聞かれたので、自然な描線が最も大事だと思っていると答えた。美術教育の矛盾って単語で言うより、その困難と言う。
帰宅してすぐに爆睡し、遅くに目が覚めた。「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK/2006-)を見た。
筋が通った大人の仕事に勇気づけられる。カーデザイナー奥山清行氏の言葉が力強い。スガシカオが唄う主題歌の歌詞をテロップではじめて読んで、いいなと思った。等身大なポップ。背中を押す。
http://www.nhk.or.jp/professional/index3.html