日曜日, 11月 12, 2006

はるのはな

温かいと書いて、微笑む。
木々は影を落としていた。
温かいジャスミン茶を飲む。それにクッキーとチョコレート。
ゆっくり歩いて、横になって眠った。
命のなかで息をしていた。
花を買った。
大きくなったら花屋さんになりたいと、女の子はみんな言っていたのがよく分かった。花屋さんでバイトとかはたいへんだろうけど、気持ちは悪くならなさそう。
花は息をしているから。
僕らも息ができる。
ずっと見ている。
温かい息を吐いて吸って、目を拭う。
命のなかで抱きしめている。
帰宅して、鍋で紅茶を入れてくれた。
キャラメルが染み込んだ薄いベルギーワッフルのクッキーに、チョコレート。
体を温めて眠った。