木曜日, 11月 09, 2006

僕たちの関係のために

ウウくんに鍵を渡して、市内でのバイトに向かう。
ずいぶん緊張して、ずいぶん疲れた。
思えば、会社での内勤はほとんどはじめての体験である。数年前にコニカの工場で年賀状バイトをしたとき以来だ。今回も年賀状関係なのだけれど、前みたいに パソコンいじっていればいいわけじゃない。苦情や問い合わせの行き交うところで、ヘトヘトになってしまうかもしれない。図太く構えて、勉強する気持ちで向 かおうと思う。
お昼に、また公園で音楽を聴く。
仕事に戻ったら、紙に「その人の言いたいこと」と書いた。

今夜は別のバイトは無い。ゆっくりしたい気持ちもあったが、bnap05 よりお世話になっている味噌蔵で出会った皆さんへの bnap06 ドイツ報告会。ウウくんも連れて向かう。写真アルバムを持っていく。ひとりずつの挨拶では、感情が先走ってしまって、自分の体験を具体的に言葉にすること ができなかった。どのようなものを自分が見てきて、どのように変わっていることを実感しているのか、それをわかりやすい言葉で他の人に語ることができなけ れば、それをアートプロジェクトと言って位置づけることなどできないのだ。感動を互いに意味のあるものにし合わなければ、アーティストはただのエゴイスト だ。
ウウくんは会場にいた全ての女性にプレゼントをあげていた。なんてやさしい奴なんだ。

モラトリアムにまみれる恐れのある木曜日。これからは、村上隆の「芸術起業論」(幻冬舎/2006)を真に受けてみてもいいんじゃないか?!これからだぁーっと。
味噌蔵についての本を作りたいと思った。
僕たちの関係のために。