べったら漬けにご飯を炊いて朝を迎えた。完全に全員が雑魚寝をして、猫の鬱はいつもの机の上で寝ていた。マラソン中継を横目にしながら解散する。身支度をしたらすぐに仕事だった。
夕方からとても忙しくしている同期面子のアシストで印刷機をフル回転させる。意外とやれるもんだねと連呼されるのを聞く。食べに行こうということになったが、行きたい隠れ家的なお店はあいにくの満席のため駅前の大衆居酒屋へ。飛び切りの持ち札を前に出せば、机上にある良い捨て札は相手の手中に収まってしまう。そんな展開も、何かの構造上においては訪れるものだろうと思った。行き帰りのタクシーが偶然にも同じ運転手さんで、近くまで送って頂き、歩いて帰る。猫の鬱は外に出たがすぐに帰って来た。朝の余りでラップしてくれてあったべったら漬けをぱりぽり食べる。伊勢で味わった魚介類があまりにも美味しかったので、居酒屋で安い刺身など注文しなかった。何かお土産に買ってくれば良かった。高速のサービスエリアでノリクンが買ってくれたこの べったら漬けだけだった。