火曜日, 8月 18, 2009

ずっと思い続けている時間

超南と星から葉書が届く。
手書きの文字は声のよう、一文字ずつがあなたの顔。並ぶ顔を見渡すのは言葉と言葉の間で揺れ動く表情を見ること。
あなたは笑っているばかりじゃなく伸び値縮みをしている。
そちらの陽射しは熱いけど、湿気が無くて気持ち良くて、急に雨が降ってきたり。
こちらは日本海の方に向かって水が流れていて、同じく突然の雨が多いから、折り畳み傘は必需品だそう。
シャッターを押すことや、声を出しはじめることに至るまで、文字を書き始め、投函するに至るまではずっと思い続けている時間である。あなたが写真を取り込むまでの間、ずっと心のなかに丸めてあったフィルムだ。