中に行くというメールも届く。
草むらに座っていた日の写真が添付されていた。
それでも変わらずに私はやり続けるという話をずっとしていた。
男の話は互いに長く、思いは燻りはじめた頃からずっと変わらないはずだった。
猫の名前を教え合い、携帯に入っているお気に入りショットを見せ合う。
帰ったら玄関まで向かえに来てくれる猫は、もはや足音を消さない。
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フローリングの床に散乱する紙は所在を求める文字たちが行き交う。紙の上を滑走する私の目玉は、文字があるべき位置で発する深み、総体としての言葉へずぶずぶと入っていくのを待っている。