徘徊の先に何があるのかではなくて、徘徊している間に何があるかだと思った。
言ってもらえたとおり、わざわざそんな強い日差しの下に立ち止まって詩を読むこともないのだけれど、そこはしっくりくる場の点だった。汗だくになって言葉も茹で上がるか、熱っぽくなるか。どっちだろう。猫や犬がまたどこかの中より動いている。
ラファエル・ロサノ=ヘメル氏のパフォーマンスは自作の紹介レクチャーの後に作品「パルスルーム」の中へ移動して行われた。
気持ちは動いている。視線も、体中の何かも常にいま。
http://www.lozano-hemmer.com/