名古屋の妖怪博士は「最近 ラジオづいている」と言っていた。それは自分自身のことなのだけれど、世界はトキメキのメディアを テレビでもネットでもなく、ラジオだと言っている節があるように感じる。トキメキのメディアとは、実用性とか利便性を追求するベクトルとは異なって、心ときめかせる存在だ。蛇足に説明的だが、トキメキのメディアは形而上的に君臨していくだろう。ラジオはその時間だけに流れて、私たちの手を止められるかと鳴っている。
シーシック・セイラーズもラジオ放送を軸にした世界だった。忌野清志郎の Oh! RADIO に胸を打つ。トランジスタラジオを持って来させて世界を思うべく、アーッ!ラジオ a"arts!RADIO を行う。この秋、十月の半ばにだ。この夏はラジオを聴きながら起きようと思う。テレビもネットも点く部屋で、ラジオだけで繋がろうとすることを思う。「トキメキのメディア」という定義が体験に変わるか。
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