金曜日, 12月 08, 2006

地上も地下も無く地球

お腹を満たすとすぐに眠くなり、地下社会の鉄道会社の夢を見た。ドラクエやエヴァみたいに地下に街が作られていて、そこは表社会より半額で乗ることができ る鉄道が走っているのだ。ひとつの会社がその地下社会を運営していて、地上からドロップアウトした人々が住んでいるようだった。そんな大規模なことなの に、電車が安く乗れる程度というのが、どうもみみっちく我ながらだと思う。この夢はドラマ仕立てになっていて、随所のポイントで知っている人が登場してく る。ドラマのはじまりは表社会で、有名な展覧会を僕が一人で見に行くのだが、その会場の近くにあった彫刻に日光が重なる点があって、そこから次元が歪んで 地下に滑り込んでしまうのだ。そこらへんの物理的な構造は適当で、ついにはアパートの玄関先に入り口があることにも気付く。ヤバイことを知ってしまったと 思いつつ、みんなも買っているので、僕もその鉄道のプリペイドカードを買ってしまう。だがすぐに、ここを知る客や会社員らが裏切ろうと企んでいることを知 る。僕自身も、自分だけちゃっかり利用して早いとこここから逃げなきゃと思っていたので、みんなすぐに地上に出たがるようになるんだなと頷いた。やがてド ラマは僕個人ではなく、この地下社会を運営している会社の経営陣らが描かれていくのだが、ここからは騙し合いの駆け引きと、結局は地上社会のように変貌し ていく集団劇になっていく。

目を覚ましても、残像が浮かんで気持ち悪かった。
ビデオに撮っておいた音楽番組をまとめて見て過ごす。雨の降る深夜。猫の鬱は足下で寝ていた。
MUSIC STATION に井上陽水奥田民生、僕らの音楽に森山直太朗と友部正人、POP JAM にムーンライダーズ。
オセロの松嶋尚美がボーカルをしている KILLERS が出ていて、表も裏も無くはじけていて良かった。
表社会ヅラした言葉をかいくぐって唄おう。翌朝六時に居て、次の息が楽しみだ。