土曜日, 12月 16, 2006

今日のカミーユはちゃんと息ができた

結局、残業となって、地下鉄を降りてからも歩いて帰った。
夜は駅の近くにあった松屋で大盛り豚丼にした。土曜日のダイヤは、名鉄との連携をするつもりが一切無いようで、地下鉄線がホームに着くのとの同時に、目の前の名鉄電車が出て行くという実に不愉快な気持ちになる乗り継ぎである。松屋は味噌汁が付いているのが嬉しいなぁ。
名鉄の一区間に160円。地下鉄の遠く離れた目的地にはそこから290円。一区間分の値段が高くつくので、悔しさと、節約心と、乗り継ぎ連携が為されないことへの憤りから、夜道を歩くことにした。
通り沿いの家は、前を通過する度に自動センサーで防犯ライトが点く。それが逆に悲しい気持ちにさせる。ここは自分の家じゃないんだと自覚させられるのだ。

「機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-」(監督,富野由悠季/声,飛田展男、池田秀一/2006)をレンタルの DVDで鑑賞した。「エイジング」と言うらしい新旧のフィルムを織り交ぜて繋ぎ合わせる編集が、やはり僕には馴染めない。ザコのキャラクターやモビルスー ツより、オープニングでバチッと格好良く美麗なZガンダムとカミーユが見たいと思ってしまう。子ども騙しなのかもしれないが、そのようにカッチョ良く賑や かでいながら、ヘビーな戦争ドラマというのが僕の好きなガンダムのバランスだと思うから。と、まったく同じ文句を三部作に続けて言っていたけど、比べると 今回が一番良かったように思う。エイジングにも覚悟はしていたし、実際に新フィルムも多く、また物語も濃厚で詰め込み過ぎなくらい畳掛けてきて、一貫して どのようなことをやっているのかを掴むことができた。もっともこの感想は、テレビ版を見ているから分かるというのが大前提ではある。映画で初見だと、展開 についていけないように思う。
ラストは騒ぐほどのものでもないが、あのシーンのイメージは大好きなので良かった。他の作品でも同様のシーンでエンディングというのがあったから、監督にはやはり思い入れがあるのだろう。最後に帰結するメインテーマだと凝視した。
僕の好きなキャラクターは、エマとファー。カミーユはすぐに文句を言う現代っ子である。アムロよりお利口さんな感じ。名鉄の一区間分くらい払っちゃうね。ブツクサ独り言は言っているだろうけど。塾帰りのひねた高校生みたいだな。

http://www.z-gundam.net/