日曜日, 10月 01, 2006

僕らの家で

愛知県美術館で今日までやっている企画展「愉しき家」を見に行った。

雨が降る中を彼女と歩いていると、道沿いにあった結婚式のプラン店はカップルでごった返していた。みんな日曜でないと互いの都合が合わないのだろう。
これもまた「愉しき家」だなと思い、巨大なテーマ「家」を前にしようと鑑賞に望んだ。それは愛知県美術館主催の現代美術企画展という、また大きな取り組みであったようだった。常設展示にも企画作品が組み込まれていて、一体となって見ることができるのも面白かった。
やなぎみわ、ゴードン・マッタ=クラークの各作品に強く惹かれる。この二作品からは作家の理屈や構想や詳細は二の次で、家に対する裏切りや許し、これらの発見に触れた。

寄り道はせずに帰って、僕らの家は今夜も嬉しいことにカレーなんぞを食べ、映画を見ることができたのだった。
「マグノリア」(監督,ポール・トーマス・アンダーソン/ジェレミー・ブラックマン、トム・クルーズ/1999)。これも「家」をふだんに含んでいる「人 生」についての映画だった。過去に向き合うことが突きつけられているのは、未来に向き合うことが突きつけられているのと同じ。
多層的に、切実に、言葉がやってきて、それを放送や天候という状況で包んでいく構造が好きだ。
僕は、描く世界を行毎に飛ばしながらも、これらが繋がっているんだと思って詩を書いている。

愛は何よりも強い。
愛は何よりも。

ソファーに座れば猫の鬱がよく甘えてくる。でも寝るときは別々だ。冬はどうなるだろう。