福岡氏宅で DVDレコーダーを使わせてもらい、ドイツでのデジカメ写真を記録する。待っている間に bnap06 の助成報告のまとめなどをするが、気乗りせず、進行が遅い。
営業的な仕事の話が浮上してくるものの、最優先項目に該当しないとする僕の主張は変わらなかった。この頃、日々の趣旨を明確に設定している。意味を求めて いるのではなく、コンセプト、趣旨。何を大切に、第一義に考えて動いていくかということにのみ、気持ちを許したい。それをおろそかにすることが、一番勿体 ないことだと、これもまたようやく気付く。
夕刻、福岡氏と大学に行き高橋さんにお会いし、ドイツのチョコレートをお土産に写真を広げて懇談する。僕個人としては、詩を掲載してもらった企画展のカタ ログを受け取る仕事も進める。その企画展名は「next station」。来週の水曜から市民ギャラリー矢田で行われるもので、僕は出品するのではなくカタログの編集員として関わった。カタログが雑誌形態で作 られており、作家紹介にとどまらない内容で広がっていこうとするものを「趣旨」にしている。
前向きな話に終始し、駐車場で別れた。ちょうど庄司さんが帰宅されるところに会う。自転車で夜の中に滑り込んで行く。
バイトの後の、夜一時過ぎに雨が降ってきた。
電話口では趣旨を持った言葉が求められる。時間が勿体ないから。
学校の帰りには、スーパーで食料品の買い物をした。
*
<next station—次の美術駅へ>展のご案内
下記詳細にて、名古屋市民芸術祭2006主催事業・美術部門企画展<next station—次の美術駅へ>展を開催いたします。ぜひご高覧いただきたく、ご案内いたします。
「駅」は通過するところでもあり、目的地として降り立ち、あるいは「出発」する旅立ちの場所でもあります。<next station—次の美術駅へ>展では、美術の流行(モード)にとらわれず、自作を真摯に見つめて、“次の駅”を模索する、様々な手法で制作を展開する作 家6組の最新作を紹介します。
さらに、展覧会開催に関連して、「next station」と題した雑誌(マガジン)形態の印刷物を発行し、展覧会が多くの鑑賞者へと伝達されることを目指します。
■開催期間
2006年10月18日(水)〜29日(日)9:30〜19:00
*23日(月)休館、22日(日)、29日(日)は17:00まで
○10月21日(土) 13:00〜15:00
アーティストトーク(無料)
*展示会場において各作家によるトークを行います。ぜひご参加ください。
■会場
名古屋市民ギャラリー矢田 第1〜第7展示室
名古屋市東区矢田南1丁目番10号 カルポート東
TEL:052-719-0430
地下鉄名城線「ナゴヤドーム前矢田」駅より徒歩3分
■主催
名古屋市民芸術祭実行委員会、名古屋市、(財)名古屋市文化振興事業団、
<next station—次の美術駅へ>展実行委員会
■参加作家
小島久弥、吉本作次、城戸保、杉山健司、
大石暁規、安原雅之&中野良寿(ノーヴァヤ・リューストラ)
■企画委員
設楽知昭、村越昭彦、高橋綾子
■関連出版
マガジン「next station」
企画編集:高橋綾子
編集構成:永澤こうじ、村田仁、すすきめぐみ、黒野靖子、安野亨、
カワカタミカコ、よし子-Chan
■デザイン
田端昌良(ゲラーデ舎)
■事務局
亀山よう子、花村珠美(office tre punte)
http://www.gallery-yada.jp/nextstation.jpg
http://www.gallery-yada.jp