水曜日, 4月 19, 2006

本を捨てる

水彩絵の具で、顔のベースを描き、その上に濃い鉛筆で目、鼻、口などの細部を描いていく描法をしてみた。毎週水曜日の定例絵画教室 for 子供たち。
描法の指定が、制限に思えてしまったかもしれない。前回のような調子は出ない子が多かった。
暫し反省。春めいてきたこの頃の開放的な空気に合わせた画題ができたらいいなと思う。

お誘いを受けていたワークショップの団体への参加を断った。
会費を持って頂くのに気遣いするだろうということと、やや手一杯な現状の二点から判断した。
まぁ、良かったんじゃないかと思い返しながら自転車で帰宅し、ひっくり帰った部屋の掃除に舞い戻る。スーパーで衣装ケースを買い足してきた。それに CDを詰め込む。新しい部屋の構造では、そのときに聴くものを数枚、取り出して置いておくだけにする。
圧倒的な量に参ってきたのだ。ファミコンやビデオ類も同じく。
本だけは、本棚にまとめる。
が、ひとつの壁で収容しきるようにしたので、どうやっても量がおっつかない。判断基準を上げて、本当に必要な本だけをと選択する。いままで、べらぼうに増 やしてはきたが、実際に興味のある本ばかりを選んできた。本に囲まれて暮らしたい自分としては、一時、断腸の思いだった。
だが、この部屋の許容量もあるし、豊かな空間に憧れるのも事実。
心を鎮めてみれば、図書館のリサイクル本などで大量に増えているものもあり、疑いをかける余地はあった。手に入れたけれど要らない本という項目が発生する。
革命であった。
今夜の、とあるウェルカム・パーティ。それが革命を引っさげてきた。猫の鬱が踊っている。

父方の祖母がアパートに住んでいた数十年前から(僕が中学生の頃だ)使われていた食器棚を、僕が大学に来るときに三重県から運んできていて使っていた。こ の部屋では食器棚として使わず、文庫本などを並べていたのだが、デザインなど総合的に物として元々気に入っていなかったのと、収容能力が低いという判断も あり、バイト先で知り合ったリサイクルショップに引き取ってもらうことにした。
状態を確かめてもらって、オーケーが出たあと、食器棚は、トラックの荷台で横になった。ではではと、お店の方は車のエンジンをかけた。