日曜日, 4月 30, 2006

享受しあえる一瞬が全体をそう見せる

出来立てほやほやの、bnap06 チラシをリュックに入れて出かけた。
矢場町の名古屋パルコにあるギャラリーに置いてもらおうかと思っていたが、設置台が展覧会によって有無を切り変えるらしく、今回は無く、断念。いろいろ見て回る。地下の無印でエコバッグを求め、「BUTUCHAN MAN」とスタンプを押した。

ラシック前に人だかり。三時からエビちゃんが来るんだって。テレビの企画であった。事前にお忍びでお店も見てたんですよ〜という、女性司会者のわざとらしい声と客の感嘆や溜め息が、数時間後に行われるのだろうと容易に決めつけ想像してしまった。
時の人を連れてくるなんて、凄いやね。盛り上がるっしょう。

大須にてクィクリーというタピオカジュースと、名物の立ち食いお好み焼き食す。おつりを渡されるとき、おばちゃんが手を握りしめてきた。
湿り気があって暖かった。
西大須というほうに引っ越しリニューアルをした、オルタナティブアートスペース「アートフェチ」に行く。展覧会を見がてら、bnap06 のチラシ設置をお願いさせてもらう。快諾して頂き、感謝。新生フェチは展示室も多く、自由な空間の印象。アトリエも要るだろうけど、固定化しないフレキシ ブルな空間使用が見たいなと我が儘な感想を抱く。
伊藤正人氏の作品で、屋上からのお茶を受けるのが楽しかった。
喜びが共有できて、享受しあえる一瞬が全体をつくる。
自由な姿勢を感じさせる作品だった。

帰宅後、蕪のスープで身体を温める。日が落ちてからの、温度差が大きい。
福岡氏より借りている「青木雄二漫画短編集 完全版2 ゼニと欲望編」(廣済堂ペーパーバックス/2006)を読んだ。
一定時間は、青木雄二の絵柄で世界が見えるのだ。
糸井重里のゲームの後は、その世界観で。
あらゆるものが見えてくる。

エビちゃんに狂喜したお客さんたちは、キラキラを分けてもらって、それからお買い物を楽しんだだろう。
そのキラキラを生んでいるのは、エビちゃんではなくお客さんだ。

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