木曜日, 4月 20, 2006

本棚が出来た、監督が来た

豆腐入り御飯や、温かいお茶の時間。遠く向こうのほうで、選挙カーの声が聴こえる。昨夜はほとんど朝まで、カラーボックスを積み上げて、その中に必要な本 を並べた。どうせやるならばと、雑誌類と文庫、新書類、漫画、単行本、画集、写真集、詩集と、分類をした。そしてできるだけ同系列の著者を揃える。
赤瀬川源平の横に尾辻克彦、その横に南伸坊、泉昌之、いとうせいこう、みうらじゅん・・といった自己判断に基づくグラデーション。そこまで厳密じゃあないが、こだわりの本屋みたいで楽しい。並べていて、書肆 孤島を思い出す。
そうやって、今日のまだ暗いうちに、本棚は完成しそびえ立っていた。
物が散乱しているものの、部屋は広くなった。
この革命的な掃除も、ようやくゴールが見えてきた。一気にやってしまいたいのだが、まとまった時間が取れない。
はがゆし。

お昼過ぎより、児童館にて絵画教室仕事。完全にアニメ絵のパーツ描法をしている女の子がいて、批判すると、嫌悪感剥き出しにされる。あなたの世界を否定したわけではないが、もっと世界は自由に広がる可能性を持っているものだったのだ。
理詰めにならない、生きた言葉での柔軟な批評が要求される。子供にも伝わる批評。批判とくってかからない批評とは。

一旦帰って、蒸しケーキを食べた。本音は bnap06 のミーティングはズル休みして、部屋の掃除がしたかったけれど、重要なことばかりなので、当たり前だが、我慢して向かった。
当たり前だ。

味噌蔵は外の空気との通気性が抜群なので、夜になるとまだまだ冷え込む。今回は幾つかの議題の後、東京からサポートスタッフで参加する 田中ゆうし監督の映像作品を見せてもらった。
画面がズムズムと弾んでいる。
bnap06 を通して、監督は、カメラを自ら回す決意だという。