日曜日, 6月 04, 2006

君の誇りを汚すものから、君を守っていたい。偽りだらけの この世界で愛をまだ信じてる。

自分自身の仕事を B6サイズの小冊子で語ろうとする。
昨晩は明るくなってから帰った。雑務の傍らで飲んだドイツワインが調子良く饒舌にさせた。頭が冴えていたような気がする。原付での帰りは新聞配達だけが対向車だったので、気持ち良く飛ばせた。
例えば歌番組で、歌詞がテロップで表示されるかどうかを何度も気にして、再印刷を繰り返していた。言葉を用いている僕の作品には作品概要の文章をどう配置 するかが難しい。ホームページはそこらへんラクだ。スライドショー状態で見ることになるからである。紙面での情報伝達とは構造が違う。
この小冊子制作を通して、いまの自分自身の状態を知るようであった。
昨晩はこの仕事ではなく、bnap06 のことだった。

撮り終わったフィルムの現像出しに、お昼も原付で行こうと思ったが、鍵が見当たらないので自転車にした。
部屋を出たい気分のときは、うやむやにせず出ることを優先したほうが良い。
その後の精神状態。本当に必要な仕事へ向かうことができるようにコンディションを整えること。そのための意識的な行動を、今日は心がけてみた。
おそらく二十七歳の自分には、既にいくつかの日曜日の過ごし方リストがある。
だがそれを選ぶ前に、大前提である己の姿、鏡に映るニート紛いの現状を思い浮かべて、より良くあれればと思ったのだ。
漫然と iPod をシャッフル状態にして部屋にかけるのも、なんとなく選択された意識の場所を模索する試みだが、今日はその楽曲にすら、張りつめて意識していた。
このまま文句ばかりを日夜考えるブログの人になりたくはない。
詩を書こうとする気持ちは、いろいろな試みの偶然であると思う。
それを「奇跡」と呼ぶメンタリティ、及び定義付けのことについてを、そのキーワードの選択を僕はしないだけだ。
いつだったか、小松氏と話していた「どのような作品も、詩であると出せば良い」ということを考える。
いろいろ続けて、夕ご飯直前まで作業をしていた。

イントロがはじまったときから、いまの気持ちに合っている感じがして、良いなと思った。
少々ポップ過ぎる感じでありつつ、知性を感じさせる音だった。「MIND CIRCUS」(中谷美紀/作詞,売野雅勇、作曲,編曲,坂本龍一/1996)という歌だった。
今晩は、鰹のお刺身とアボガドのお刺身と、福岡氏より頂いたクレオパトラ豆の赤米御飯。共謀罪のことを話した。このポップソングの歌詞は、こんにちの日本 の世相を思い浮かべさせる。意志のある女性の声だった。中谷美紀には意志を常に感じる。近寄り難い類いのものでは、実は無い。何もお高くはとまっていな い。
そんな考えは、何故か宮沢りえとの相違点という話題になっていってしまった。どちらも魅力のある好きな女優さんだから。

本日の夕方、蚊取り線香の横でパソコンをタイプしていたときに、中谷美紀の歌を聞き取って、僕はホロッとさせられた。

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