木曜日, 6月 29, 2006

最後の助成申請

いい映画を見た晩の、次の日の朝は気分がいい。
バイト先との往復にはゲームボーイをしていた。イヤホーンを猫の鬱に噛まれてしまったので、音楽は消しておく。なので少し物足りない。

夜七時より味噌蔵にて bnap06 定例会議。ドイツからメールが来ていたので報告する。それと、今週の月曜に担当の方と会ってきた助成申請について。福岡氏が航空会社にて必要書類を取ってきてくれた。今回の助成が、このプロジェクトにとって最後の申請となるだろう。
早めに切り上げて福岡事務所に移動し、この申請仕事にとりかかる。会計係の中田さんと吉澤さんに変更点などを修正してもらう。会計表はエクセルデータで作 られていて、彼女らは計算式などを表に入れこむことができるのだ。僕はオフィス系には弱い。その方法をまた教えてもらっていない。

こちらは、アドビ系だっ!と、通称イラレを立ち上げ、既に作っておいた名簿などを印刷しようとしたら、プリンタを認識しなかったので Mac の再起動をした。
すると、画面がつかない。あれ?と再々起動。グレー一色は出たが、まったく起動せず。耳をすますと、ハードディスクの回転が止まったことがわかった。
「調子悪いな〜」
と助成仕事する面子に言うが、さっきしようとしていた印刷が優先なのか、iBook を助けるのが先なのか判断がつかなくなり、冷静を装いつつも内心は慌てふためいていた。この傾向はヤバイ。確かに最近、調子は悪かった。いろいろ無理をさ せてきたのは承知している。もうこいつも4年目だし。いやでもやっぱりヤバイ。吉田氏もブログで iBook の死亡を書いていたっけ。まだグッドウィルの補償 残っていたかな〜。
ブログっぽい書き方だと「(泣)」となるであろう。
ハードディスクが立ち上がってくれないので、データを 抜き出すこともできない。iBook は休ませておき、ひとまず福岡事務所に常設の eMac でゼロから作り直して印刷する。さっきの会議のときに、味噌蔵でみんなに画面で見せて確認してもらってたときは問題なく動いてたのに。
助成はともかく、iBook そのものと、中身にあるバックアップのないデータが気になる。今年に入ってからのデジカメ写真は、まんまあったはず。メールも重要なもの以外はサーバーに残していないし。
書類まとめは、福岡氏が直筆で書く部分のみとなった。中田さん、吉澤さんは帰っていく。
僕の表情が優れないのを不安げに谷村さんも帰っていった。もちろん、先の二人も心配してくれた。この状態は「鬼に金棒」の逆か?「水を得た魚」の逆みた い。「Macを失ったむらじん」。いや、「弘法は筆を選ばず」の精神で、トラブル回避をやってのけるぜ。これらの諺は使い方が間違ってるな。

ネットで調べて「PRAMクリア」すると、アップルマークが出てくれたので「よっしゃ!」とガッツポーズ。だが、そこから動かず 静かになってしまう。
ポーン、ポーン、ポーンと三連ちゃんクリア。効き目なし、どころか! windows の起動画面みたいに文字列が剥き出しになって表示されてしまう。ビーッ!という聞いたことのない音。パワースイッチを数秒間押すか、リセットボタンという 警告文が画面中央に出た。OS9 だったら、泣き顔の Finder が表示される事態であろうか。通称「サッド・マック」だったか、あれが出たら本当にヤバいって聞いたことがある。僕は未見のまま OSX に移行した。
だいたい、G3に OSX 10.3.4 panther というのが無茶であった。各種アプリをぶちこめるだけぶちこみ、ついには先日、某共有ソフトを入れたばかり。ああ、あれが大きな負荷となったのだろうな。 あれは本当に重かった。調子に乗って入れたが、なにもできなかった。
ハードディスク死す。
2002年より使用しているこの iBook には二台目のハードディスクだった。もう限界だ。もう最新のソフトにはついていけない。
気分優れない横で、助成申請に必要な書類が完成した。確認してコンビニまで歩き、控えのコピーをとる。偶然、ブリスと会い、聞くとカイルが明日マレーシアに帰るので、囲んでいたそう。いま荷物詰めをやってるはずだと聞き、その足で宿泊先のアパートに立ち寄った。

缶ビールを空けて、帰国の前日の気持ちというのを思った。
明日早いそうだから、挨拶程度になってしまったけど、さよならを言えて良かった。
福岡事務所には、eMac とプロジェクト用の iBook、僕の壊れた iBook、さっきまで吉澤さんの Power Book があった。
ビールはロング缶一本でちょうどいい。