月曜日, 6月 05, 2006

いい匂いがしますね

数日前の NHK に宮沢りえが出ていたのを録画しておいた。
夕食後に寝転んでそれを見た。
先日の、中谷美紀と個性を比較していた考えを照らしながら。
分析など本当はするべきではなく、また積極的にしたくもない。ただ新作映画の「花よりもなほ」(監督,是枝裕和/岡田准一、宮沢りえ/2006)を見てみたい。そうやって日本の女優最前線である二人の魅力に酔いしれてみたいと思った。
宮沢りえの趣味は絵を描くことだと、プライベートの話があった。BSでやっていたという彼女の特集では、アフリカのアトリエでスケッチブックを散乱させて、クレヨンや水彩や、絵の具を直接手で伸ばして描いていた。無邪気なその絵を並べて、アフリカで個展を開いたらしい。
彼女は表現者で、NHK アナウンサーのおじさんはずっと顔を緩ませていた。何せ、スタジオに宮沢りえを招き入れたときの第一声が「いい匂いがしますね」だったのがおかしくてしょ うがない。丁寧なアナウンサーの言葉遣いでコメントしているけど、内容は極めて男の心情だった。
僕もアナウンサーに同感しつつ、ブラウン管を凝視していた。
宮沢りえにしろ、中谷美紀にしろ、考えていけば女性でなくてもいいのだが、品の良さは何によって培われるのだろうと思った。
芸術報奨まで行き着いた盗作騒動の洋画家に品の良さなど微塵も感じられず、知性はただの社会的地位の高いインテリにだけ備わるものだから、私の絵画にひざまづいていればいいのだと言っており、更にそれに対してマスコミも政府も専門家に任せようと逃げ腰だ。
馬鹿言っちゃいけない、宮沢りえをポーッと憧れの目で見るときに専門家を呼んで判断をあおぐ奴なんているか。素人目ながら、今回の映画で女優は魅力的で あった。それだけで良く、それだけしかないのだ。盗作だゴミだと言えば数分で終わることを、長丁場に騒いで引き延ばし、週刊誌の頁数やワイドショーの放送 時間を盛り込み、数をとろうとしているだけなのだ。
本当のことは、分っているけど専門家に任せて、並べ仕立てた段階で終わりだ。評価は海外がしてくれる。偉いぜ日本と頭を撫でてくれる。それで売れることとなる女優や美術作品。
「盗作だとしても関係ないわ!この絵がいいんじゃい」と審査員の誰か一人でも言い出せば面白かった。一石を投じるだけでもこの騒動に意義が持てたのでは。 確かに、審査員らも誰もが騙されていただけだし、それが盗作でなくオマージュであったとしても、疑われる程度の絵画であっただけにすぎない。宮沢りえが誰 の影響を受けて演技をしているかどうかは魅力の妨げにはならない。彼女が彼女であろうと純粋に生きている姿、それだけが釘付けにさせる。

猫の鬱と並んで眠る。
言葉の通じない国で個展を開くことを思った。
日本でも言葉を忘れるようにさせられれば、いいんだ。
猫が話す内容を書き留めるように写真を撮った。
夜中に蚊取り線香をつけた。bnap05 のとき、ドイツ人らに「Mosquito Killer」と話していた。
彼を画家と呼ぶのをやめる。

http://www.geocities.jp/miyazawasite/

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