木曜日, 6月 08, 2006

ザルカウィの死に顔、いま最も華やかに注目されるドイツ

海外旅行のガイドブックに付いている歴史コーナーでドイツ史を読む。
八ページほどで、ハンザ同盟からベルリンの壁崩壊まで一気に。眠気誘う。読み手の想像力が試される。
学校での歴史の授業はつまらなかったのに、いまになって歴史が面白く感じられるのは、当時の人々の考えや行動を、いまの時代と比べて考えることができるようになったから。
型にはめ込んだ歴史はつまらない。歴史はいま生きている我々に向かって襲いかかってくるもの。僕はいわゆる昭和ノスタルジーに溺れたくない。岐阜県の昭和村や、長久手にあるサツキとメイの家なんて冴えないぜと思う。昭和は取り繕わなくても受け継がれているはずだ。

bnap06 定例会議後、帰宅しテレビつけると、アメリカがアルカイダ派のザルカウィを殺したと言っている。会見の席で、死んだ顔写真が額に入れられている。大きく引き延ばしてあり、それを記者らが撮っていた。まさしく現代の「さらし首」だ。
アメリカは標的を吹っ飛ばしてバラバラにしないように殺す誘導ミサイルみたいな兵器を持っているのだろうな。指紋判定に入れ墨確認、DNA判定も勿論す る。日本人の香田氏を殺害した集団の声明を言っていたザルカウィ。多くのテロを煽った実力者を無くしたことは、イラク国民にも目先の悪者が無くなったこと として支持されるかもしれないが、根本的には何も変わっていないことも明白で、しらじらしい筋書きを思わせた。
歴史がまとめられるのは常に後だ。当の本人らはみんな死に絶えてから、自分の生まれた国の罪を謝ったり、責めたりしていく。不思議なことに思えるが、人はそうやって歴史を受け継ぐことができ、その恩恵を受けることができるのだ。

その次のニュースは米軍の日系士官がイラク出兵を拒否したという凄いものだったのだけれど、これは他のソースで見かけない。僕の探し方がおかしい のか、筑紫さんのテレビが意識的なのか。イラク戦争は不当だとして、断固、国や軍と争う姿勢で、裁判ではイラク戦争自体を問うことにするというのだ。なん とこの士官の父親もかつてベトナム戦争時に米軍におり、同じようにこの戦争は不当だとして出兵拒否を行っていたらしい。これは凄い。アメリカにとっては手 面倒な件だから、日本の報道も自主規制気味なのではないか?
しっかり歴史を見ている者は常にいるということか。
食っちゃ寝している場合じゃないない。

bnap06 の作品は一気に歴史蘊蓄入りまくり?!・・・それはヤダナ。

http://news.yahoo.com/photo/060608/481/b85459066a1f426db3b57e339d29ef18/print;_ylt=Ao_q1dPjPsu.orf6APlULFHlWMcF;_ylu=
http://www.excite.co.jp/News/photo_news/reuters/photo/?image=Reuters/JAPAN-216497-1_picture-83219_thumbnail.jpg
http://www.tm-a.co.jp/cityInfo/Germanhistory.html