金曜日, 5月 26, 2006

We have to do it.

昨晩の判断が気持ちを整理させてくれていた。プラン展の為の制作は、一日前になってようやく冷静に座礁をした。それは停滞のようであったが、それ以上に重要なことだった。表現したいことを説明するのではなく、存在しているものにすることを思った。
額を二枚用意する。
入れる絵は決まっていた。
何か言葉を入れるかを考える。
考えている段階でその答えは不明瞭となることが後で分る。まったく、毎回同じ問題がこうも生々しく立ち現れてくるのは凄い。未整理とか、未解決という解釈ではなく、僕の制作には常に起こる問題なのだ。絵のこと、言葉のこと、それらを並べること。

アルバイトの最中に、任天堂の次世代機「Wii」が思いのほか安価であるという公式発表を知る。こいつは嬉しいぜと小走り。
アルバイトを終えて帰宅すると、丁度「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日/1987) が始まる時間だった。今晩の議題は「日本はアメリカの属国か!?」。かけながら、制作云々をしようとしたら、こいつが白熱した議論となってきて見入る。護 憲派の幼稚っぷりを叩くやりとりは見せ物的に面白いけど、不毛感が拭えぬ。でも、それを抜きにして行う話し合いというのは偏っていて、結局、会議室の外で は機能しない結論になってしまう。だから面倒や下らないという判断とは別に、話し合いを行っていかなければ、世界を排他主義に進ませてしまうのだろうし、 実際のそれがテロに繋がっているのだろうと思った。改革派と保守派の公正な条件からはじまる対立!
司会の田原聡一郎に、抽象的すぎる、だから君はだめなんだと言われるかも。

結局、文字通り朝まで見てしまった。世界が国と国のあらゆる力の均衡で成立していることを聞くと、国際交流のアートプロジェクトなんてのは幸せなことなんだなと思った。
そして、朝から、二枚の額を見直してみた。

http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2006/
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/