火曜日, 7月 11, 2006

無言の驚異

もう電気を消して、何もすることはない。そのぶん早く起きて、明日に動ければいい。土用の丑を一足早くほおばった。冷水のシャワー浴びて就寝す。本日実に 蒸し暑く、勤務地から別勤務地への往来だけでも汗をかいた。地下鉄の車中で本を読み、そのぶん押し出された行動として寝る前にゲームボーイをする。それで も二十分ほどでやられてしまい、丁度いいくらいだったので目を閉じた。
二十年ほど前のお菓子のオマケで、暗いところで光る消しゴム人形があって、それを布団の中に大量に持ち込めば、布団の中で親に気付かれぬように本などを読 むことができるなとほくそ笑んだことがあった。いま思えば蓄光塗料を塗り込まれたそれは、かすかにぼんやりと明るくなっていただけだったろうなと思う。
市内某所ビルの階段を上り、昼休みを終えるときに知人の詩について考えた。禁句を設ければどうなるかと思った。その矢先に自分にもそれが返ってきて、多くの言葉が締め出されたのだ。
何層かに渡る行いが、浴槽内での行水で終えられた。